勉強会(熊本)

4月3日(日)は隔月で行っている勉強会の日でした。

今回も九州・山口から漢方薬や鍼灸の先生に起こしいただきました。

今回は福岡の長末先生から貴重な厥陰病の症例を発表していただきました。

厥陰病とは肝血と腎の津液が虚して寒が発生し、中焦以下は寒、上焦には熱があるという状態です。

そして上焦の熱が多くなり、その熱が心から小腸、肺から大腸に移ったためにひどい下痢を起こして、現代医学でもクローン病や潰瘍性大腸炎と診断されている人もいます。

このような患者さんを治療する機会はあるのですが、今回発表されたのは、厥陰病で上焦の熱が陽明経に停滞しているという珍しい症例でした。

今後の臨床に活かせるとても貴重な発表でした。

 

2016年04月05日