今年も里山の果樹園から渋柿をとってきて干し柿をつくりました。
柿は食べてもおいしいですが、薬草としても有名です。
柿の葉は高血圧症に、柿のヘタはしゃっくりを止めるのに用いられます。
未熟な果実(青柿)を潰して水を加えて3週間ほど発酵させて得られるニカワ状の液を柿渋あるいは柿漆(ししつ)と言います。
この柿渋は昔から防水、防腐、防虫や消臭を目的に塗料や染料として利用されていますが、薬草としても血圧降下を目的に服用したり、扁桃炎や口内炎にうがい薬として用いたり、やけどや湿疹などに外用したりと、広く利用されています。